【2025ジャパンカップ】記者会見情報まとめ

1130ジャパンカップ

2025/11/30日曜日に開催されるジャパンカップに際して行われた記者会見の様子をまとめました。

【2】クロワデュノール (北村友一)

◯斉藤崇史調教師

2. 内容の要約:

斉藤調教師は、凱旋門賞(GⅠ)は馬場や外枠で苦戦し、結果は不甲斐ないものだったとファンに謝罪しました。しかし、馬の状態自体は良かったと振り返り、前哨戦で凱旋門賞勝ち馬を負かしていることから、悔しい思いをしつつも馬場の適性は一定あると考えています。凱旋門賞後のダメージは少なく、日本帰国後もトラブルなくジャパンカップへの出走が決定しました。中間、特に1週前の追い切り(高倉ジョッキー騎乗)では、ペースが上がった際に動きがダラダラとしてしまい物足りなさがありましたが、馬体調に問題は感じていませんでした。そのため、最終追い切りでは、ダービー時のイメージと比較してしまう陣営の先入観を排し、クリスチャン・デムーロ騎手に初めて騎乗してもらい、客観的な評価を求めました。最終追い切りは3頭合わせの間から割る形で、馬にスイッチを入れる意図があり、動きは「十分合格点」であり、「しっかり走れるようになった」という印象を持ちました。クリスチャン・デムーロ騎手からも「何の問題もない」「いい状態だと思う」との評価を得て、出走が決定しました。馬体重は現在514kgで、約10kg増えており、太め感なく一回り成長が見られます。今年のジャパンカップはレベルが高くライバルが多いものの、ダービー馬としてここで良い走りを見せ、日本トップクラスであることを証明したいと抱負を述べています。今後は再スタートを切り、応援してくださるファンにこの馬の強さを見てもらいたいと語りました。

3. 100文字要約

斉藤師は、凱旋門賞敗戦後、C.デムーロ騎手に依頼し最終追い切りを実施。「合格点」の動きで出走決定。馬体増で成長が見られ、ダービー馬として国内トップを証明したいと語った。

【5】 サンライズアース (池添謙一)

◯金折知則調教助手

内容の要約:

サンライズアースは、最終追い切り(水曜日、坂路)で、池添謙一騎手が騎乗し、1勝クラスの馬を先行させて後方から追走する形で実施しました。池添騎手は前走の京都大賞典前よりも「全然いい」と評価しており、最終追い切りでは「しっかり自分ではみ取ってゴールまで突き抜けてくれた」と感触は非常に良いです。前走の京都大賞典では4コーナーで「吹っ飛んだ」アクシデントがありましたが、放牧明けの馬体調としてはよく走ったと評価しています。今回は涼しい時期で、帰厩時から元気がありいい状態で出走させられる見込みです。東京2400mはダービーでの実績もあり「不得意なコースではない」とし、「ギリギリこなせる距離」であり、スタミナが活きる展開を望んでいます。池添騎手が「すごい良い」と言ってくれていることが「心の寄りどころ」になっており、ファンに応援を呼びかけました。

3. 100文字要約

金折助師は、池添騎手が**「めっちゃいい」と絶賛するほど状態が上向きと説明。涼しくなり元気がある**。東京2400mはスタミナが活きるギリギリこなせる距離とし、好走を期待。

【8】 カランダガン (F.グラファール)

内容の要約:

F.グラファール調教師は、カランダガンがドバイから始まり、今年3連勝するなど非常に良いキャンペーンを送っていると述べました。ジャパンカップはキングジョージの後に目標として設定されました。輸送は非常に順調で、体重を維持し、日本での状態や振る舞いにもスタッフは非常に満足しています。今朝の追い切り(芝)では、脚を伸ばす必要があり、動きに満足していると語り、現段階でこれ以上ないほど馬の状態に満足していると断言しました。カランダガンは非常に競争力があり、非常に落ち着いてリラックスした、才能ある馬です。2400mが完璧な距離であり、良馬場を好み左回りでの勝利実績もある点もプラスで、絶好調で日本に到着しました。彼はドバイでのレース後、7月以降に大きく成長し、遥かに強くなったと感じています。ジャパンカップは勝つのが非常に難しいレースだと認識しつつ、ロマンティックウォーリアに挑戦したいと考えています。18頭立てで枠順が重要であり、パドックやゲート裏でエネルギーを消耗しないことを願い、10番より内側の枠を理想としています。

3. 100文字要約

グラファール師は、馬の状態は絶好調で、輸送も順調だったと最高の満足度を示す。2400m、良馬場、左回りが得意。10番より内の枠が理想で、強力メンバーに挑みロマンティックウォーリアへの挑戦を望む。

【11】 アドマイヤテラ (川田将雅)

◯友道康夫調教師

内容の要約:

友道調教師は、前走の京都大賞典(4着)は夏を北海道で順調に過ごし、秋の初戦としてはよく走ったと評価しました。馬は使いつつ良くなるタイプであり、前走からさらに上向いていると感じています。1週前の追い切りは川田騎手が騎乗し、しっかり負荷をかけて良い動きでした。日曜には左回りで時計を出す練習を実施。最終追い切りは坂路でヨーホーレイクと合わせたもので、気合を乗せることを意識しました。現在の状態は太め感なく、目標のG1をいい状態で迎えられるとジャッジしています。馬体重が490kg台になり、胴が伸びて長距離馬らしい体つきに成長しました。セールスポイントは「長くいい足を使えるところ」です。この馬にとって東京2400mは最も合う舞台であり、G1タイトル獲得に期待を寄せています。また、調教やレース傾向から、左回り(特にコーナー)の方がスムーズで走りやすいだろうと考えています。

3. 100文字要約

友道師は、左回りの東京2400mが最も合う舞台だと期待。前走から状態は上向き、胴が伸びて長距離馬らしい体つきに成長。長く良い脚を使える点を活かし、G1タイトルを目指す。

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◯川田将雅騎手

内容の要約:

川田騎手は、前走の京都大賞典ではいい雰囲気で臨んだが、馬が成長し良くなってきた分、もう少し軽い馬場の方が良かったかもしれないという印象を持っています。久々に騎乗した際(京都大賞典1週前)には、馬がだいぶしっかりしたと感じ、その後も「もっと良くなってきた」と状態の上昇を評価しています。アドマイヤテラは、新馬の頃と比べるとはるかにしっかりし、重賞馬にふさわしい背中を出せるようになり、調教でも十分な余裕を持って動けていると、その成長を認めました。気性面は穏やかです。調教師が左回り適性を示唆していることについては、自身は右回りでの騎乗が多いとしつつも、「良かったらありがたい」と期待を寄せています。ジャパンカップは「日本の中での頂点にあるG1の1つ」と位置付け、世界トップレベルの馬もいる素晴らしいメンバー相手に、この馬が良いチャレンジができることを期待しています。

3. 100文字要約

川田騎手は前走から「もっと良くなってきた」と状態の良化を実感。馬がしっかりし重賞馬にふさわしい背中を出せるようになった。穏やかな気性を持つこの馬が、豪華メンバー相手に最高のチャレンジをすることを期待。

【12】 ヨーホーレイク (岩田望来)

◯友道康夫調教師

2. 内容の要約:

友道調教師は、秋初戦のオールカマー(3着)は得意ではない中山コースで強力メンバー相手に好走し、ステップとしては良かったと評価しています。ゲートでの立ち位置の悪さは課題ですが、前走は許容範囲でした。7歳馬ですが、約2年の休養期間があるため体はまだまだ若いと見ており、順調に調整が進んでいます。1週前の追い切り(岩田望来騎手騎乗)でしっかり負荷をかけ、先週の人追い切りで良くなったとのこと。最終追い切りでは、先週太め感があったため最後だけしっかり追いました。現在は調教後の息遣いも良く、いい状態でG1の舞台を迎えられるとジャッジしています。東京での実績は少ないものの、ジョッキーに任せたいとしています。ディープインパクト産駒らしい動きや体つきから、その底力を見せてくれることを期待し、お母さんのためにもG1勝利を目指したいと抱負を述べています。

3. 100文字要約

友道師は7歳でも休養期間があり「体は若い」と評価。最終追い切りで太め感を解消し、息遣い良く順調。東京実績は少ないが、ディープ産駒の底力に期待し、G1初勝利を目指す。

【14】 ダノンデサイル (戸崎圭太)

◯戸崎圭太騎手

2. 内容の要約:

戸崎騎手は、前走のインターナショナルステークス(英G1)では、返し馬などでテンションが高く、リラックスして走れなかったことが敗因と分析しています。中間は順調で、先週の追い切りに騎乗した際、躍動感ある良い動きを見せましたが、少し遊びながら走っている印象があり、体に余裕があるようにも感じています。東京2400mはダービーを勝った舞台であり、この馬にとって「ベストと言っていいくらいの条件」と評価しています。折り合いもつく馬であり、ポジション取りに不安はなく、左回りで強さを見せているためプラスに捉えています。相手関係は世界ランク1位の馬を含め強い馬が揃ったと認識し、この得意な舞台で良い走りを見せ、結果を出したいと意気込んでいます。

3. 100文字要約

戸崎騎手は、前走はテンションが高かったが、追い切りでは躍動感ある動きを確認。ダービーを勝った東京2400mはベストな条件であり、折り合いに不安はない。この得意な舞台で強い相手に挑み、結果を出す。

【15】 マスカレードボール (ルメール)

◯手塚貴久調教師

2. 内容の要約:

手塚調教師は、前走の天皇賞(秋)を超スローペースの中で良い瞬発力を出して勝ったと評価し、素直に喜んでいます。レース後、1週間放牧に出し、帰厩直後はピリピリしていましたが、今は落ち着いてきた状態です。1週前の追い切りはチップで長めから行い、時計は速くなりましたが、動き自体は合格点でした。最終追い切りも坂路で動きは良かったです。東京2400mはダービー2着の実績があり悪い舞台ではないものの、天皇賞(秋)と比べると「いいとは言えない」問題なく肉体面の上積みもあるとし、当日の精神状態が鍵になると述べています。

3. 100文字要約

手塚師は、肉体面の上積みは確認できたが、ダービー2着の東京2400mは精神的な難しさを伴うと懸念。当日の良い精神状態を保ち、超強力なメンバー相手に「胸を借りる立場」として挑戦する。

【17】 ドゥレッツァ (プーシャン)

◯尾関知人調教師

2. 内容の要約:

ドゥレッツァは、休み明けの京都大賞典(4着)は一頓挫もあり体が立派な仕上がりだったこと、当日馬場が良くなかったことが重なり、残念な結果に終わりましたが、ステップとしては良かったです。放牧を挟み、使って良くなる部分が感じられ、体調は上がっています。1週前の追い切りはしっかり負荷をかけましたが、しまいの反応が物足りないというプーシャン騎手の評価でした。最終追い切りでも、昨年はかかり気味だったのが、今回はまだ気が乗ってない部分闘争心に火がついていない部分があると感じています。今週の合わせ調教で気が入ってくれることを期待しています。東京2400mは昨年のジャパンカップで2着同着となり、この馬の良さが発揮された舞台であり、適性は合っています。調教師の希望は良馬場です。対戦メンバーでは、カランダガンに対し過去2戦先着を許しているため、地元で逆転したいと意気込んでいます。

3. 100文字要約

尾関師は、使って良化傾向にあると評価しつつも、最終追い切りでは**「闘争心に火がついていない」点に言及。東京2400mは適性があり、昨年2着の舞台で良馬場**を希望。ライバル(カランダガン)に地元で逆転したい。

【18】 タスティエーラ (レーン)

◯D.レーン騎手

2. 内容の要約:

D.レーン騎手は、前走の天皇賞(秋)ではレース道中の手応えは良かったものの、超スローペースとなり、直線で反応良く伸びたものの、ゴール前で少し足が溜まってしまった(脚が残ってしまった)ことが敗因と分析しています。馬の状態については、天皇賞(秋)時から今日の調教(最終追い切り)にかけて「レベルアップ」「良くなっている」ことを確信しています。今日の調教では、馬の気分が良く、力を見せてくれました。東京2400mはダービーを勝利した舞台であり、とし、いいパフォーマンスができると期待しています。レース戦略は枠やペース次第としつつ、この馬は絶対的な戦略にこだわるタイプではないため、オープンな姿勢で臨み、天皇賞(秋)よりもペースが流れることを望んでいます。メンバーについては、世界ランク上位馬も含め「素晴らしいメンバーが揃っている」とし、誰が勝ってもおかしくないレベルだと認識しています。

3. 100文字要約

レーン騎手は天皇賞(秋)から「レベルアップしている」と断言。最終追い切りでは前向きさを見せた。ダービー勝利の東京2400mに不安はなく、ハイペースを望む。最強メンバー相手に良いパフォーマンスを期待。

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◯河原龍義調教助手

2. 内容の要約:

河原調教助手は、前走の天皇賞(秋)では状態が良化途上だったとしつつも、直線の脚は素晴らしいものだったと評価しています。前走後は慎重に状態を見極め、状態が良化していると判断できたため、自信を持ってジャパンカップに臨むことを決めました。最終追い切りのテーマはレーン騎手とのコミュニケーションで、反応が良く、前走よりも状態は良化しているという良い評価を得ました。東京2400mはダービーを勝った舞台であり、基本的な能力は出せると思いますが、適性よりもレース展開や馬場状態、他馬との関係性が重要だと考えています。ダービー馬として自信を持って挑戦したいと意気込みを語りました。

3. 100文字要約

河原助師は、前走(天皇賞秋)は良化途上だったが、現在は状態が良化し、自信を持ってJC挑戦を決断。最終追い切りでレーン騎手とコンタクトを取り、良い動きを確認。ダービー馬として全力で挑む。

次ページにインタビューの全文を載せています。

気になる方はそちらもお願いします。

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