【2025 天皇賞(秋)】メイショウタバル 石橋調教師 共同会見内容まとめ

1102天皇賞(秋)

2025年天皇賞(秋)に特別登録している、メイショウタバルの石橋調教師の共同会見の内容をまとめました。


要約

メイショウタバルの石橋調教師は、前走の宝塚記念での勝利(ドバイ遠征後のスムーズな調整を経て達成)を振り返りつつ、天皇賞(秋)に向けた準備状況と意気込みを語りました。

休養と成長 宝塚記念後は使われていたため、今回の休養期間は良いリフレッシュとなり、馬体も一回り大きくなったと感じています。9月10日の帰厩後、体調は順調です。

中間調教 中間は意図せず好時計が連発しましたが、これはリード役の馬の影響やコース形態によるものであり、暴走ではなく、疲労も残っていません。最終追い切りは宝塚記念時と同様のイメージで実施し、非常にうまくいったと評価しています。

天皇賞(秋)への展望 東京芝2000mを逃げ切るのは難しいと理解しつつも、「タバルと武豊騎手を信じるしかない」と強い決意を示しました。武豊騎手が語る「想像以上の力を出す時がある」という言葉に同意し、そのスピードをどこで生かすかが重要だと述べています。

不安要素 輸送についてはドバイ経験から全く懸念していません。また、天皇賞(秋)が休み明けであることについても、「逆にそれがいいんじゃないか」とむしろプラスに捉えています。枠についてはジンクス的な理由から希望を述べないようにしている、とユーモラスに答えました。

調教師は、宝塚記念勝利後に増えたファンに対し、「それに恥じないレースをさせたい」とし、当日の応援を呼びかけました。

内容詳細

記者: 天皇賞(秋)に出走しますメイショウタバルの石橋守調教師です。まず前走の宝塚記念、見事な一着でした。振り返っていただけますか。

調教師: そうですね。ドバイから帰ってきまして、割と検疫もスムーズに来ましたので。

宝塚記念を目標に、栗東に帰厩させ、すごく順調に来まして、とても良い結果が出たと思います。

記者: レースをご覧になっての印象はどうですか。

調教師: そうですね。やっぱり、ドバイの時がね、すごく落ち着いて走れたんです。 ドバイの時は、色々前にカメラがあったりとか、馬もその点に気を遣う意味でペースを落とせたのも一つあるかなと思っていますけどね。 宝塚記念は、やっぱり(武)豊くんに言わせると、ドバイの時よりちょっと気合が乗っていたと、終わってからコメントを聞いたんです。 だけど、スタートしてからうまく折り合ってくれて、本当に良い結果が出たと思います。

記者: この春のドバイのあたりから、メイショウタバルは何か変わった部分とか変化とか成長とかあるんですか。

調教師: そうですね。僕はっきり言って、レースの近くの時しか向こうへ行ってないんですけど。 担当の上村君がしっかりと調整してくださって。 それが割とこう、僕が見に行った時(レースの2日前かな)、すごく落ち着いているなという感じは受けました。

記者: そのあたりから休みを経て、宝塚記念を勝ってからのこの秋ですけども、成長した部分というのはあるんでしょうか。

調教師: うん。さすがに宝塚記念に勝った後、今までのレースと違ってかなり使っていたので。 この休養期間は良い休みになったと思います。

記者: 帰ってきてからの体の具合とかいかがでした。

調教師: そうですね。9月割と早めに帰厩させて、9月10日ですかね、帰厩させて。 11日から乗り出したんですけど。 体はちょっと…休んだ分増えるのは、僕は当たり前だと思っていますし(休むというか、前走から期間が離れていますので)。 増えるのは当然だと思っていますし、一回り、体つきは大きくなったんじゃないかなと思います。

記者: (続けて)調教についてなんですが、中間の動き、稽古で好時計を連発していますが、調子はどうですか。

調教師: まあ、ちょっとね。2週…先週とその前の週ですかね。 思ったより時計早いなとは思いましたけどね。そこであとは疲れを残さないような調整はしてきたつもりですけどね。

記者: 1週前は助手さんが乗って、栗東のウッドで78秒3、最後も11秒4という。

調教師: うまく見たら3、4コーナーちょっと内回っていましたしね。 あの辺でちょっと時計早くなるのは感じていましたしね。 決して暴走しているようには見えなかったですけどね。 その前の週も、結局そのリード役の馬がちょっと引っかかってしまって、それに続いて多分早い時計が出たような感じです。 要はだから3週前は逆に遅い時計でうまく折り合ったんで、問題ないかなと思いますけどね。 1週前終わった後もそんなに疲れを残すような感じはなかったですね。

記者: そして今週は、全体の時計が86.9、最後11.1でした。どんな指示だったんでしょうか。

調教師: 実際おっしゃる通り、時計はその前に出していましたし。宝塚記念のその週の追い切るようなイメージで乗ってくれと。あとはやっぱり今の状態を感じて調教してくれとは言いましたけどね。すごくうまくいったと思います。

記者: 強度としてはどのぐらいのイメージだったんですか。調教の強さとしてはどんな。

調教師: 馬なりという指示で。はい。

記者: 最後11.1まで。それぐらい出ますね。今までも全体の時計遅かったら10秒台とか出ていましたし。

記者: 最後の当週の追い切りを終えて、今のお気持ち聞かせていただいていいですか。

調教師: まあ、あとは日曜日まで無事にケアしながら出走させることが僕の任務なんでね、もうそれだけですね。

記者: 輸送についてはどうですか。

調教師: ドバイも経験してますし。ドバイ到着後もかなり落ち着いていたという話も聞きましたし。そこら辺は全然気にしてませんね。

記者: 次の舞台が東京の芝2000mという舞台になりますが、いかがですか。

調教師: G1 東京2000m、天皇賞。 2000mを逃げ切るというのはかなり難しいのは自分でも分かっていますけどね。だけど、やっぱりタバルを信じて。 あと(武)豊くんに任して、もう信じるしかないですね。良い結果を出すことを。

記者: 武豊騎手も話していましたが、「自分の想像以上の力を出す時がある」という風に話してらっしゃいましたが。

調教師: そうだと思いますね。過去にはね、ちょっとラップが早すぎて、かなり着順を落とした時もありましたけど。それだけスピードがあるというのは分かっていますしね。 その辺をいかにどこで生かすか、というのがあると思いますね。

記者: コース形態もありますが、東京の芝の2000mという特徴もあるんですけれども。その中でメイショウタバル…枠としたら内外。

調教師: まあ、よく枠のこと聞かれるんですけど、これだけは希望したらそれと違うのが出てくるから、あんまり言わないようにしてんですよ。

記者: なるほど。そういった意図もあまり言いたくない。

調教師: それは普通のレースでも、なんか欲しいなと思った時に違うことになるから。 もう仕方ないですもんね、枠だけは。そうですね。もうそう思わないと。

記者: 宝塚でG1を勝ち、注目度を集めた中での天皇賞(秋)ということになりますが、休み明けという部分はどうでしょうか。

調教師: それも僕は全然気にしてませんね、正直。 逆にそれがいいんじゃないかなと思いますけどね

記者: ああ、そうですか。じゃあ、2つ目のG1に向けて、天皇賞(秋)への思いを最後聞かせてください。

調教師: そうですね。宝塚記念で勝たせていただいた後、すごくファンも多くなりましたしね。 それに恥じないレースをさせたいと思うし、タバルにも頑張ってほしいと思いますし。 当日も、やっぱり競馬場に足を運んでいただき、タバルを応援してください。よろしくお願いいたします。

管理人一言

管理人
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枠の話が出ていましたが、結果的に8枠13番。勝った宝塚記念では、6枠12番でした。ダッシュが効く馬ですので、ハナを取りペースを取れば一発狙えると思います。ただ制御が効かず暴走してしまう可能性を秘めており、軸にはし辛いなという印象です。

調教も思っていたよりタイムが出て(しまって?)いたようで、気性面の難しさを示しているような気がします。。。

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