【2025ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス】過去10年傾向まとめ(京都開催のみ)

1129京都2歳

2025年11月29日土曜日に開催されるラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス過去10年の傾向をまとめました。阪神開催の2020~2022年のデータは載せていません。

馬券検討の参考になれば幸いです!

1. 過去10年の勝ち馬

2014年から2024年までの勝ち馬(計8頭)は、すべて牡2、斤量は2023年以降56.0kgに引き上げられています。

勝ち馬名性齢斤量 (kg)走破タイム4C通過順脚質区分馬場状況
2014ベルラップ牡255.02:04.83着先行 (S)稍重
2015ドレッドノータス牡255.02:01.32着先行 (S)
2016カデナ牡255.02:02.67着差し (M)
2017グレイル牡255.02:01.64着先行 (S)
2018クラージュゲリエ牡255.02:01.55着先行 (S)
2019マイラプソディ牡255.02:01.53着先行 (S)
2023シンエンペラー牡256.01:59.87着差し (M)
2024エリキング牡256.02:00.93着先行 (S)

2. 走破タイム、上がり3Fタイム

2023年(シンエンペラー)に記録された1:59.8が最速の走破タイムです。2016年、2018年、2024年は勝ち馬が上がり最速タイを記録しました。

勝ち馬名走破タイム勝ち馬の上がり3Fタイム上がり最速馬 (馬名 着順)上がり最速タイム
2014ベルラップ2:04.834.8シュヴァルグラン (3着)34.3
2015ドレッドノータス2:01.334.0ジョルジュサンク (4着) / ロライマ (6着)33.7
2016カデナ2:02.633.6カデナ (1着)33.6
2017グレイル2:01.634.0グレイル (1着)34.0
2018クラージュゲリエ2:01.533.8クラージュゲリエ (1着)33.8
2019マイラプソディ2:01.535.9トウカイデュエル (4着)36.9
2023シンエンペラー1:59.835.3ダノンデサイル (4着) / キープカルム (5着) / ディスペランツァ (6着)35.2
2024エリキング2:00.934.2エリキング (1着) 34.2

3. ラップタイム

8回のレース中、2023年がハイペース、2019年がミドルペースであったのに対し、残りの6回はスローペースでした。

レースペーステン4F (800m)上がり4F (800m)上がり3F (600m)
2014スロー (+1.4)50.048.335.1
2015スロー (+2.1)48.646.634.2
2016スロー (+1.8)49.146.834.4
2017スロー (+1.8)49.146.934.6
2018スロー (+3.1)49.846.434.4
2019ミドル (-0.7)48.248.536.4
2023ハイ (-1.6)46.847.935.9
2024スロー (+2.9)49.446.634.5

4. 脚質別成績まとめ

先行馬(4C通過順2位〜5位)が最も勝利数を重ねており、複勝率も41.5%と高い水準です。追い込み馬(11位以降)の連対・複勝圏内の実績はありません。

脚質勝利数連対数3着内数出走頭数勝率連対率複勝率
逃げ (F) (4C 1位)123812.5%25.0%37.5%
先行 (S) (4C 2〜5位)612174114.6%29.3%41.5%
差し (M) (4C 6〜10位)123283.6%7.1%10.7%
追込 (R) (4C 11位以降)00020.0%0.0%0.0%

5. 前走レース・レース結果による本レースの傾向

2014年の前走情報がソースに含まれないため、以下の分析(5-1, 5-2, 5-3, 5-4)は主に2015年~2024年のデータ(7レース)に基づいています。

5-1. 1走前の着順別成績(全出走馬対象)

前走で1着だった馬が、勝率、連対率、複勝率のすべてにおいて最も優位な成績を残しています。

1走前着順勝利数 (W)連対数 (P2)3着内数 (P3)出走頭数 (N)勝率連対率複勝率
1着611153218.8%34.4%46.9%
2~5着134244.2%12.5%16.7%
6着以下000140.0%0.0%0.0%
不明 (除外含む)00010.0%0.0%0.0%

5-2. 1走前のレース格付け別成績(全出走馬対象)

前走が新馬・未勝利戦やオープン特別/リステッド競走といった「L/OP/条件戦」だった馬が、勝利数および勝率で圧倒的な優位性を示しています。

1走前レース格付け勝利数 (W)連対数 (P2)3着内数 (P3)出走頭数 (N)勝率連対率複勝率
G2022100.0%20.0%20.0%
G31231010.0%20.0%30.0%
L/OP/条件戦610143616.7%27.8%38.9%

5-3. 勝ち馬と2着、3着馬の 前走における勝ちタイム、着差でのまとめ

前走で勝利した馬の着差は2着馬との差を、敗北した馬の着差は勝ち馬との差(マイナス表記)を示しています。好走馬のほとんどは、前走を勝利しているか、僅差(-0.3秒以内)で敗れていました。

本レース着順馬名前走レース(距離/馬場)前走着順前走走破タイム2着馬との着差 / 勝ち馬との着差 (秒)
20151ドレッドノータス2歳新馬(芝2000 良)1着2:02.10.0
2リスペクトアース2歳新馬(芝2000 良)1着2:05.80.3
3アドマイヤエイカン札幌2歳S GIII(芝1800 稍)1着1:50.80.0
20161カデナ百日草特別(芝2000 良)2着2:03.5-0.1
2ヴァナヘイム萩ステークス(芝1800 良)2着1:49.5-0.3
3ベストアプローチ2歳新馬(芝2000 良)1着2:02.10.1
20171グレイル2歳新馬(芝2000 不)1着2:12.90.0
2タイムフライヤー萩ステークス(芝1800 重)1着*1:49.70.7*
3ケイティクレバー黄菊賞(芝2000 良)2着2:01.9-0.1
20181クラージュゲリエ札幌2歳S GIII(芝1800 良)3着1:50.2-0.1
2ブレイキングドーン萩ステークス(芝1800 良)除外N/AN/A
3ワールドプレミア2歳新馬(芝1800 良)1着1:48.00.0
20191マイラプソディ野路菊S(芝1800 良)1着1:47.40.8
2ミヤマザクラ2歳未勝利(芝2000 良)1着2:02.10.8
3ロールオブサンダー紫菊賞(芝2000 稍)1着2:03.40.1
20231シンエンペラー2歳新馬(芝1800 良)1着1:48.10.5
2プレリュードシチー2歳未勝利(芝2000 良)1着2:01.90.2
3サトノシュトラーセ2歳未勝利(芝2000 重)1着2:02.70.8
20241エリキング野路菊S(芝2000 良)1着2:02.80.1
2ジョバンニ野路菊S(芝2000 良)2着2:02.9-0.1
3クラウディアイ2歳新馬(芝2000 良)1着2:02.60.3

5-4. 勝ち馬と2着、3着馬の1走前、2走前、3走前のレース、結果でのまとめ

勝ち馬の多くは新馬戦またはオープン特別/リステッド競走からのステップアップ組です。

馬名 (着順)1走前 (レース, 着順, 着差)2走前 (レース, 着順, 着差)3走前 (レース, 着順, 着差)
2015ドレッドノータス (1)2歳新馬 (1着, 0.0)
リスペクトアース (2)2歳新馬 (1着, 0.3)
アドマイヤエイカン (3)札幌2歳S GIII (1着, 0.0)2歳新馬 (1着, 0.4)
2016カデナ (1)百日草特別 (2着, -0.1)2歳未勝利 (1着, 0.1)2歳新馬 (2着, 0.0)
ヴァナヘイム (2)萩S (2着, -0.3)2歳新馬 (1着, 0.1)
ベストアプローチ (3)2歳新馬 (1着, 0.1)
2017グレイル (1)2歳新馬 (1着, 0.0)
タイムフライヤー (2)萩S (1着, 0.7)2歳未勝利 (1着, 0.1)2歳新馬 (4着, 0.1)
ケイティクレバー (3)黄菊賞 (2着, -0.1)2歳未勝利 (1着, 0.7)2歳未勝利 (4着, 0.5)
2018クラージュゲリエ (1)札幌2歳S GIII (3着, -0.1)2歳新馬 (1着, 0.3)
ブレイキングドーン (2)萩S (除外)2歳新馬 (1着, 0.5)
ワールドプレミア (3)2歳新馬 (1着, 0.0)
2019マイラプソディ (1)野路菊S (1着, 0.8)2歳新馬 (1着, 0.1)
ミヤマザクラ (2)2歳未勝利 (1着, 0.8)2歳新馬 (4着, -0.6)
ロールオブサンダー (3)紫菊賞 (1着, 0.1)2歳新馬 (1着, 0.4)
2023シンエンペラー (1)2歳新馬 (1着, 0.5)
プレリュードシチー (2)2歳未勝利 (1着, 0.2)2歳新馬 (2着, -0.3)
サトノシュトラーセ (3)2歳未勝利 (1着, 0.8)2歳新馬 (2着, -0.4)
2024エリキング (1)野路菊S (1着, 0.1)2歳新馬 (1着, 0.2)
ジョバンニ (2)野路菊S (2着, -0.1)2歳新馬 (1着, 0.2)
クラウディアイ (3)2歳新馬 (1着, 0.3)

6. 血統の傾向

勝ち馬の父馬はサンデーサイレンス系(SS系)が主流ですが、近年はミスプロ系(キングカメハメハ、Siyouni)やハービンジャー産駒も勝利しています。

勝ち馬名父馬 (主要系統)
2014ベルラップハービンジャー
2015ドレッドノータスハービンジャー
2016カデナディープインパクト
2017グレイルハーツクライ
2018クラージュゲリエキングカメハメハ
2019マイラプソディハーツクライ
2023シンエンペラーSiyouni
2024エリキングキズナ

得意種牡馬として、ディープインパクトハービンジャーが過去のデータで継続的に挙げられており、近年はキズナジャスタウェイロードカナロアなどが注目されています。

7. 馬番(枠順)の傾向

4枠と6枠の連対率が高く、4枠は勝率・複勝率ともに最も優秀な成績を残しています。一方で、7枠は過去8回で一度も3着以内に入っていません。

枠番勝利数連対数3着内数出走頭数勝率連対率複勝率
1枠123911.1%22.2%33.3%
2枠02390.0%22.2%33.3%
3枠123911.1%22.2%33.3%
4枠345933.3%44.4%55.6%
5枠002100.0%0.0%20.0%
6枠1441010.0%40.0%40.0%
7枠000110.0%0.0%0.0%
8枠2251216.7%16.7%41.7%

8. 騎手の傾向

武豊騎手が最多の3勝を挙げており、川田将雅騎手も勝利数、連対数、3着内数で上位の実績を持っています。

騎手名勝利数連対数3着内数
武豊334
川田将雅234
モレイラ222
福永祐一122
ビュイック111
松山弘平013
Cデムーロ 011
戸崎圭太011
シュタルケ011
幸英明011
小牧太011
内田博幸001
岩田康誠001
マーフィー 011
西村淳也001

9. 関東、関西の比較

京都競馬場で行われる本レースでは、関西(栗東)所属馬が圧倒的に優位であり、過去8回の勝利はすべて関西馬が占めています。

所属勝利数連対数3着内数出走頭数勝率連対率複勝率
関西 (栗東)814207111.3%19.7%28.2%
関東 (美浦)02380.0%25.0%37.5%

厩舎別の成績まとめ(勝利または3着内2回以上)

厩舎名 (所属)勝利数連対数3着内数
矢作芳人 (栗)222
友道康夫 (栗)113
中竹和也 (栗)122
須貝尚介 (栗)112
藤原英昭 (栗)012
橋口慎介 (栗)002
池江泰寿 (栗)111
野中賢二 (栗)111
中内田充 (栗)111
橋口弘次 (栗)011
高橋義忠 (栗)011

まとめ

管理人
管理人

総まとめをすると、

前走で芝1800m〜2000mのL、OP、条件戦を勝ち

先行できるスピードと瞬発力を兼ね備えた関西所属

を探していくのが良さそうです。

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