2025年天皇賞(秋)に特別登録している、ソールオリエンスの手塚調教師の共同会見の内容をまとめました。
要約
ソールオリエンスの天皇賞(秋)出走に際し、宝塚記念の反省と、夏場から最終追い切りまでの調整過程、そしてレースへの意気込みが語られた会見です。
宝塚記念の評価と反省 前走の宝塚記念(6着)について、状態は「スコブル順調」で臨んだものの、スタート後「二の脚」がつかず、大阪杯と同じく先行できずに敗れました。しかし、最後には「しっかりした末脚」を見せており、着順ほど力がないわけではないと、力負けではないことが強調されました。
夏場の調整 夏場は山本牧場で休みを取り、早期から天皇賞(秋)を目標として調整されました。暑い時期だったため、マスカレードボールと同様に、体力と気持ちのリフレッシュに主眼が置かれました。ソールオリエンスは調教で一生懸命走るため、牧場では仕上がりすぎないよう注意しながら乗られました。
追い切りの内容と手応え 1週前追い切りでは、馬に「自在性」があるため、マスカレードボールを誘導する「先導役」を務め、手応えはマスカレードボールより良かったと評価されました。また、初めて騎乗した丹内騎手は、ソールオリエンスを「背中のいい感じ」と「自馬らしい雰囲気」があると評価し、好感触を得ました。 最終追い切りは、初めて坂路で行うという「新しい試み」を実施。マスカレードボールの後ろで走らせて「状況対応」を経験させ、馬はこれをクリアして最後良い脚で伸びる「素晴らしいもの」だったと手応えを語りました。
意気込み 週末の天候について、雨予報で力の要る馬場が予想されたものの、最新情報では「あまり降らないみたい」と変化していることが伝えられました。 調教師は、ソールオリエンスが皐月賞以来勝ちきれずファンに「歯がゆい思い」をさせていることを認めつつも、G1馬として持っているポテンシャルは常に高く、「能力はマスカレードボールにも負けないぐらいなもの」「自分の力を出し切ってもらいたい」、そして陣営として「彼の後押しをしたい」と意気込みを述べました。
内容詳細
記者: ソールオリエンスの前走、まず宝塚記念について振り返りをお願いいたします。
調教師: はい。まあ、宝塚記念は昨年2着という舞台で、あの、その舞台としては適性があるのかなと思っていました。今年も、あの、大阪杯から宝塚記念というスケジュールだったんですけれども、状態の方はあの、この臨戦過程もスコブル順調に来て、あの、期待して送り出したんですけれども。あの、松山騎手も大阪杯と宝塚記念と、あの、2戦続けて乗ってもらって、あの、この馬の特性というのは理解したつもりで競馬に臨んでもらいました。で、騎手の方も、まあ、それなりのスタートをしたタイミングで、もうちょっと大阪杯よりは前につけたいなという話はしていたんですけれども。まあ、思ったよりもやはり行けなかった。スタートして二の脚がつかなかったようだったんで、まあ、大阪杯と同じような競馬になってしまって、結果は6着ということだったんですけれども。まあ、最後、大阪杯の時もそうなんですけども、まあ、宝塚記念もしっかり最後の脚は見せてくれたような気がします。あの、しっかりした末脚はあったんで、え、決して力負けではないなということと、着順ほど力がないわけではないんじゃないかなという風には思ってました。 記者: ありがとうございます。では、宝塚記念からこれまでのソールオリエンスの調整点を教えてください。 調教師: まあ、ソールオリエンスもね、あの、山本牧場の方で夏休みということだったんで。ええと、この子も早い時期から天皇賞からとということは決まってましたんで。あの、まあ、自馬なんでね、あの、こう皐月賞を勝ってからなかなか結果に結びついてないんですけれどもね。何かきっかけさえ掴めればというところで、あの、天皇賞に向かうんですけれども。 調教師: 夏の過ごし方としては、やっぱりこう、マスカレードボールと同じように、まあ、暑い時期だったんで。それほど、え、何と言うのかな、こう気持ちの方と体力の方を、まあ、リフレッシュさせるということに主眼を置いて夏休みを取らせたんですけども。この子は調教し始めると、まあ、調教も競馬も一生懸命走るというか、ね、調教も一生懸命走る子なんで。牧場の方でも、ある程度強い調教を課すと、まあ、それなりに仕上がってきてしまうというところがあるから。その辺は気をつけながら、あの、牧場の方では乗ってもらって、うちの方に戻しました。
記者: ありがとうございます。では、このまま、ええ、調教の話もさせていただきます。1週前の追い切りについて、マスカレードボールと合わせたということですが、ソールオリエンスから見ての内容と評価をお願いいたします。
調教師: はい。まあ、1週前はですね、あの、まあ、年長ではありますし、あの、調教の、まあ、でのこう自在性というのもソールオリエンスはありますので。まあ、マスカレードボールを誘導するという先導役を務めたんですけれどもね。あの、調教で動く子なんで、まあ、手応え的には、マスカレードボールよりも良かったかなという風には思いますし。あの、やればやるだけ動きそうな動くタイプの馬なんで。うんと、1週前の動きは、いつもの1週前よりは軽かったなとは思います。ただ、まあ、その分、日曜日少し強めにやれたんで、その辺は、こう、うまく帳尻があって、今週の追い切りになったのかなと思ってます。
記者: ありがとうございます。先週の追い切り、丹内騎手が騎乗されたかと思うんですけども、丹内騎手とは何かコンタクトや、ええ、反応についてお話を伺いましたでしょうか。
調教師: はい。あの、初めて乗ってもらったんですけども。まあ、やはりこう、まあ、あの、背中のいい感じと、あの、まあ、自馬らしい雰囲気はありますね、ということを言っていただいたんで。まあ、あまり嫌がることはないと思うんで、いい感触だなと思ったと思います。 記者: ありがとうございます。では、今日の追い切りについても内容と、ええ、評価をお願いいたします。 調教師: ええと、今日も丹内騎手に乗ってもらって、ええと、この子は初めて最終追い切りを坂路でやるという、こう、新しい試みだったんですけれども。まあ、時計的にも十分動いていますし。あの、最初馬の後ろ、そのマスカレードボールと合わせていたんですけども。最初マスカレードボールの後ろで、まあ、チップをかけて、こう、いろんな、こう、うんと、状況対応を、まあ、ジョッキーと同じ経験をジョッキーにもその経験をしてもらうということで、ええ、やったんですけどうまくこうクリアして、最後いい脚で伸びてきて、追い切り自体は素晴らしいものだと思います。 記者: ありがとうございます。では、このままの、ええ、週末なんですけども。ちょっと金曜、土曜と雨予報が出ておりまして、まあ、あの、力の要る馬場になることも予想されますが。まあ、過去の実績から見てもソールオリエンスにとってそれはプラスと見てよろしいでしょうか。 調教師: まあ、そうなんですけども、先ほど調教から上がってきて、厩務員さんと話したんですけど、何で天気変わってるらしいです。あまり降らないみたいなんで。はい。あんまりどうですかね。
記者: ありがとうございます。 記者: はい。じゃあ、それでは、最後に、ええ、ソールオリエンスについて意気込みのほどお願いいたします。
調教師: はい。まあ、ソールオリエンスはね、あの、皐月賞を勝たせてもらってから、なかなかこう1着にならなくて、ね。あの、ファンの方にはすごい歯がゆい思いをさせてるんですけれどもね。あの、やはりG1馬なんで、持っているポテンシャルはいつも高いと私は思ってます。あの、何か本当にいい条件が、まあ、あれば、勝てるだけの力はあると思いますんでね。あの、まあ、能力はマスカレードボールにも負けないぐらいなものは持ってますんで。まあ、マスカレードボールはまだね、あの、G1勝っていませんし、チャレンジャーなんですけども。ソールオリエンスはもうG1勝っている馬なんでね。まあ、そういったところでは、あの、しっかり何て言うのかな、こう、自分の力を出し切ってもらいたいし、そうなるように。 我々もあの、彼の後押しをしたいなと思ってます。
管理人一言

天気が悪ければ一発あるかなと思っていましたが、あまり雨は降らなかったようで土曜日の馬場は良でした。近走の成績を見るとどうしても見劣りしてしまいます。


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