【2025 天皇賞(秋)】ミュージアムマイル 高柳調教師 共同会見内容まとめ

1102天皇賞(秋)

2025年天皇賞(秋)に特別登録している、ミュージアムマイルの高柳調教師の共同会見の内容をまとめました。


要約

ミュージアムマイルが高柳調教師によって天皇賞・秋に出走する理由は、距離(2000m)適性と、左回り(東京競馬場)に改めて挑戦したいという意向によるものです。

前走のセントライト記念(1着)では、ゲートはスムーズに出たものの「二の足」がつかず出遅れましたが、騎手(皐月ジョッキー)の冷静な対応と馬自身の能力により力強い競馬ができました。同馬は他馬が動いても動じない高い対応力を評価されています。

春以降、馬体重が調教を積んでも減らなくなり、セントライト記念後も順調に攻めることができたことからも、体の成長を感じています。

直前調教では、闘争心を損なわないよう合わせ馬で、指示通りのタイムを出し、疲労を残さないように仕上げられました。調教後の息の入りも良く、雰囲気は良いと評価されています

懸念点としては、東京(左回り)での実績がまだ出ていないこと、そして**スタート後の「二の足」**の遅さが挙げられます。理想のポジションは中断ですが、馬のリズムを重視します。また、周囲に包まれないよう、大外枠を理想としています。

今回のメンバーはG1勝ち馬が揃う非常に強いメンバーであると認識しつつも、同馬は叩いた後の方がパフォーマンスが上がる傾向があるため、良い状態でレースに送り出せるとし、東京競馬場で良い結果を残したいと意気込みを語りました。

内容詳細

記者: 天皇賞・秋共同会見、ミュージアムマイルの高柳大輔調教師です。よろしくお願いします。
調教師: よろしくお願いします。
記者: まず、今年の皐月賞馬が天皇賞となりましたが、どんな理由で決定されたんでしょうか。
調教師: やはり距離と、やはり左回りにもう一度挑戦したいという思いで挑戦しました。
記者: いつ頃決められたんですか。
調教師: だいたい8月ぐらいだと思います。終わりか9月ぐらいだと思います。
記者: その中で前走セントライト記念1着ということでしたが、前走振り返っていただけますか。
調教師: はい。心配していたゲートもスムーズに出たんですけど、やっぱり二の足がつかなくて、出遅れを踏みました。ただ、その時はもう(皐月)ジョッキーが冷静にリズムよく乗ってくれたんで、流れが動いたところも冷静に対応してくれて、最後もしっかり力強く走ってくれたんで、いい競馬だったと思います。
記者: どんな展開にも対応できるというところを見られたかなと思うんですが、いかがでしょうか。
調教師: はい、そうですね。他の馬が動いても、あの馬は動じないので、そこがいいところだと思います。
記者: 3ヶ月の休みでプラス4kgでしたが、前回の馬体重についてはどうでしたか。
調教師: はい。もう少し増えているかなとは思っていたんですけど、まあ許容範囲だったと思います。
記者: 春から成長した部分というのは感じられてるところがあれば教えてください。
調教師: はい。先ほどの馬体重のところでも、やはり調教積んでもあまり減らなくなったというところですね。結構細く見えるところがあったので、その辺はしっかりしてきたのかなと思います。
記者: そのセントライト記念の後の馬の体の変化みたいなのはいかがですか。
調教師: はい。体重面で言ったら、本当に調教積んでもどんどん増えていくところがあるんで、しっかりそのセントライト記念も攻めることができました。
記者: そうですか。じゃあ、そういう状況に対してももう疲れなくなった体になったということなんでしょうか。
調教師: はい、成長を感じました。
記者: 調教について伺いたいんですが、1週前(10月22日)にウッドで(カメラハート)騎手が騎乗して、ゴール前いっぱい追っていたと見たんですが、どんな指示を出されたんでしょうか。
調教師: はい。もう1週前で競馬前だったので、しっかり合わせ馬だったんですけど、それも気にせず追ってきてということを、あと反応を見てもらうのとで、指示通り馬もそれに反応していい状況だったと思います。
記者: 春よりも6ハロンの時計が速くなっているんですが、この辺りどうでしょうか。
調教師: 馬の状態とかもあるんで、そこが何とも言えないんですけど、あの馬自身はそれ(成長)は感じます。
記者: そうですか。最後、古馬オープン馬相手に先着してましたね。
調教師: はい。
記者: その辺りの終わった後の印象とかどうでしたか。
調教師: あの古馬の方が思ったよりも動かなくて、休みで動かなかったので何とも言えなかったんですけれども、ミュージアムマイル自体はしっかり動いています。
記者: そして、それを踏まえての今週の調教だったと思うんですが、どんな狙いがあったんでしょうか。
調教師: 今週も、あの闘争心というかやる気を損なわないように合わせ馬で、最後伸ばすような形で追い切りを終えました。
記者: 今週は53秒8、24秒8、12秒3というタイムでしたが、タイムをお聞きになっていかがですか。
調教師: 指示通りのタイムで良かったと思います。
記者: 動きの仕草であるとかパフォーマンスはどういう風にご覧になりましたか。今日の追い切りについてですけれども。
調教師: 指示通りの動きだったと思います。最後も、あの疲れを残さないように、一杯ではなく手綱を抑えて最後は伸ばすという形だったので、良かったと思います。
記者: 前走の当週の調教というのは馬なり余力だったんですけど、今回合わせ馬で闘争心をつけるということでしたけども、もう一杯欲しいという感じだったんですか、今週は。
調教師: 前回はその後に、あの直前にも最後伸ばした経緯もあったんで、前回はあの休み明けでそういう流れを作ったんですけど。今回使った後、セントライトを1回叩いているんで、そこは最後微調整は必要ないかなとは思っています。
記者: 今週、直前の調教上がってきた後のミュージアムマイルはいかがでしたか。
調教師: 調教の後の息の入りも良かったですし、雰囲気はいいと思います。
記者: 天皇賞・秋、東京の芝2000mという舞台になりますが、いかがでしょうか。
調教師: はい。あの東京でダービーの時は、あの距離もあったし流れも良くなかったんで、今回改めて東京競馬場というところでいい競馬をしてほしいなとは思っています。
記者: 現時点での左回りについては、どういう風に印象を持ってらっしゃいますか。
調教師: 今のところ、ちょっと左回りでいい結果が出てないので、何とも言えないんですけども。ここで改めてこの2000mという距離で挑戦して、今後につなげたいと思います。
記者: スタートについてはいかがでしょうか。
調教師: ゲートは最近はスムーズに出てくれてるんで、あとは二の足がどこまで流れに乗れるかなというのは心配はしています。
記者: 理想のポジションはどの辺りでしょうか。
調教師: 理想で言えば、まあ他の馬の流れもあるんですけども、中断ぐらいにはつけていけたらなとは思うんですけども、それでもあの馬のリズムを重視して乗ってもらいたいと思っています。
記者: 先ほどから二の足がつかないという言葉もありましたが、そういう中で、コース形態も特徴のある東京の芝2000m、枠の願いとか理想というのはありますか。
調教師: 理想で言えば、枠はあまり取りたくないなとは思ってます。
記者: それはどういうところでですか。
調教師: 周囲に囲まれ、包まれてしまうんで、自分の流れで乗れなくなってしまうというところです。
記者: 3歳の天皇賞挑戦は、グレード制導入後3年ぶり史上5頭目の天皇賞・秋を目指す形になりますが、改めて意気込みを教えていただけますか。
調教師: 3歳馬でこう挑戦するというのはすごいことで、かつ勝ってきた馬も本当にすごい馬だったので、ここでいい結果を残りに乗れたらいいなと思ってます。
記者: 古馬も初対戦ですよね。今回のメンバーとかご覧になっていかがですか。
調教師: はい。古馬も本当にG1勝ち馬、ダービー勝った馬とか、皐月賞勝った馬とか揃っているんで、本当に強いメンバーが揃ったなとは思ってます。
記者: ミュージアムマイルも皐月賞を勝って天皇賞・秋参戦ですが、ファンの皆さんも多いと思いますので、メッセージをお願いします。
調教師: はい。ここで本当に東京競馬場でいい結果を残したいと思いますし、本当にいい状態で送り出せるんで、応援よろしくお願いします。
記者: これまでの競馬、ミュージアムマイルの競馬を見ていて、やっぱり叩いた後の方がパフォーマンスが上がっているなとは見ているんで、今もそうだと思います。いい状態で送り出せます。
調教師: そうですね。
記者: あの結果、今左回りも東京で勝っていないという経験もまだまだ浅いんで、何とも言えないんですけれども。
記者: 左右差があったりするので、その辺が出ているのかどうなのかというのは今探っているところで。まだあのその競馬場が、まあ中山と東京という差もありますし、結果が出てないというところで。まだこれから経験を積めば大丈夫かなとは思ってます。

管理人一言

管理人
管理人

揉まれ弱いので外枠で。。。という趣旨の発言でしたが、結局6枠9番になってしまいました。初の古馬との1戦で、落ち着いて走りきれるかが課題となりそうですね。

コメント

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